一瞬は未来を紡ぎ命は世界を繋ぐ




ひとつの物語を語りましょう
廻る命の環 それに閉じられた世界
はぐれ者は神 人とは違う新たなる意識
ひどく甘いかもしれない 語るに値しないかもしれない
ただひたすらに綴られたひとつの世界
『私』が信じた楽園の物語




愛すべき全てを抱き締めるように




その手を取って微笑む事の出来る未来へ




檻の名前を、人は楽園と呼んだ




柔らかな花の檻にて
遙かから吹く風を旋律にして
鳥たちは自由を歌う




ここにいるよ
ここにいるから
囁くように歌うように
この祈りがあなたに届けば良いと




あなたたちを愛しています
それ故に呪いを 世界の全てに




恐れないで
この手はずっと側にあるから
離さないで
あなたの心が壊れてしまわないように




震える心に触れて下さい
解き放ち微笑んで下さい
その時私は貴方の前に立って
この思いを告げるでしょう




世界に降り注ぐ光の雨のように
どんなものにも優しい愛になれたら



生まれた世界に言葉を贈ろう
囁くように祝福の言葉を




愛を。愛を。愛を。




待っていて下さい
必ずいきます
あなたの為にこの翼を




あなたが生まれた日の星
瞬きの数と夜明けまでの時間
あなたの為の夜空の月
光の清さと過ぎ去る夜の時間




闇から始まった幼子を
謳う鐘の音
闇を除く聖歌




光はそれだけでは成らず
闇はそれだけでは成らない




あなたに闇の祝福を
そして光を賜って
織り上げて紡ぎ
広げて与えよ




空と海と地と風と
星と波と花と夢
光と闇の世界と貴方
美しいもの 全て

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