あなたに祈る歌
今まさに迫り来る美しい夜明けに
彼女は素足で草を踏み
白い腕を伸ばすでしょう
新たに生まれる世界の産声を
その手の平に受けるでしょう
丘の上の星は私の祈りの証です
やがて来る夜明けの為の約束です
それまで夢を見ていましょう
私たちが歌う世界に捧げる歌の
あなたは完全ではありません
光の裏に闇を知った時の
世界が生まれる瞬間を感じて
命が繋がる瞬間を知りなさい
あなたの内には数多くの言葉があって
その喉から生み出されるのを待っています
それは世界が朝が来るように
誰にでも自然なことなのです
まだ柔らかに眠る世界に願いの手が触れようとしています
今はただ優しく撫でるだけですがやがて目覚めを呼ぶでしょう
たくさんの声が世界の名を愛を込めて呼びます
祈りの言葉で満たされた世界は目覚めと共に新たな時を迎え
人々は穏やかな声で挨拶をするのです
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