Lost Lovesong

夢の欠片を掴み損ねて　伸ばした指先
いつかの掴めなかった心
この心の名残に　目を閉じた

遠かった
向かい合っても触れられなかった
最後はもどかしくて
ただいたずらに傷つけた
そんな傷　君は欲しくなかったのに

終わった想いの亡骸が
この世界の風に巻き上げられて
種を蒔こうとする　新しい恋の
また新しい涙（あめ）と太陽（ひかり）に
育てられる日が来るのだろうか

また夢を見た　はじめとおわりの
笑っていた
消えていった
会いたいのに　君の温もりは世界のどこにも

消えるだけの恋　夢の残照
この世界の夜に沈んでいくのに
温もりは残る　失くせない傷に
まだどこにもいけない種はきっと
忘却で花開くのだろう　君がいないところだ


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